るろうに剣心とは週刊少年ジャンプにて1994年から1999年の5年間連載され、当時の週刊少年ジャンプの看板作品の1つとして絶大な人気を誇り現在でも続編が強く望まれていた作品です。アニメ化や近年では実写化も行われ、2017年についにるろうに剣心の続編の話が立ち上がりました。
るろうに剣心の続編が連載決定!
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るろうに剣心という作品は1999年の連載終了からも根強い人気を保ち続けており、アニメや漫画原作の終了からも度々続編と呼んで差し支えないお話や構想がいくつか存在しています。それが週刊少年ジャンプでの連載終了後に2000年に1度だけ本誌にて連載された原作者和月伸宏の書き下ろし漫画『弥彦の逆刃刀』、アニメOVAとして発売された『るろうに剣心 星霜編』に近年に発表された実写化がきっかけでジャンプSQにて短期間連載された『るろうに剣心 キネマ版』、そして現在話題沸騰中のるろうに剣心の完全新作続編『るろうに剣心 北海道』といった数々です。
るろうに剣心連載終了後まもなく掲載された、『弥彦の逆刃刀』
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るろうに剣心の続編の1つとして挙げられる『弥彦の逆刃刀』はるろうに剣心の主人公緋村剣心の背中を見て育った少年、明神弥彦を主人公としたお話です。たった1話の話である上に主人公の剣心が見守り役であるため正式に続編として扱って良いか微妙な点がありますが、しかし、原作終了後まもなく週刊少年ジャンプにて掲載された本編最終回後の話であることや単行本には未収録であること、この話を最後に原作者である和月伸宏はるろうに剣心から長らく離れ別作品に移行していたことから、『弥彦の逆刃刀』を続編の1つとして捉えている人は少なくありません。
るろうに剣心の別の終わりを描いた賛否両論作品、星霜編
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昨今の実写化をきっかけにるろうに剣心が再始動するまで、『弥彦の逆刃刀』と並んで続編として扱われていたのが『るろうに剣心 星霜編』です。これはアニメOVAにて発表された作品であり原作終了後から3年ほど後になって発売され、原作者である和月伸宏が関わっていない作品となっています。ですがこの作品では主人公である緋村剣心の生涯が描かれきっており、原作最終回に登場した剣心の子供である剣路が大人に成長しているといった原作より大幅に後の時代の物語であるため続編にして最後の物語のような作りとなっています。ですが、原作では明るい終わり方をしたにも関わらず暗く切ない終わり方をした点や原作者が関わっていないのに主人公剣心の死を描いてしまったという点から賛否両論の異色な続編となっています。
実写化がきっかけの再始動、るろうに剣心 キネマ版
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『るろうに剣心 星霜編』の内容が主人公剣心の生涯を描いてしまっていた上に原作者である和月伸宏が別作品を描いているという点から、るろうに剣心という作品の新たな動きは『弥彦の逆刃刀』と『るろうに剣心 星霜編』で終了と感じている方も多く、事実この2作品を後に続編の動きはしばらくなくなります。しかしそんな中でもゲーム化や漫画原作の完全版の出版という小さな動きは継続し続け、そして改めて大きな動きの火蓋となったのがるろうに剣心の実写化とそれに伴って発表された続編『るろうに剣心 キネマ版』です。これは、るろうに剣心の物語を原作者である和月伸宏が再構成して新たに描いた作品となっています。
るろうに剣心好きの誰もが待ち焦がれていた新章、北海道編!
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実写化と『るろうに剣心 キネマ版』を経て2017年にるろうに剣心の正統続編である『るろうに剣心 北海道』が原作者の手で連載されることになりました。この北海道編は、約20年前の原作最終回の頃から伏線として張られており、当時構想がしっかりと練られていたものの実現することはなかった幻の章なのです。るろうに剣心好きなら誰もが知っているであろうこの幻の章を扱った続編に、ファンは騒然となっているのです。