生きていける!そんな希望一つを持ちながら、化学療法などがどんなに痛くても大変でも耐えてきた少女。
少女は指折り数えて待っていた骨髄移植手術をわずか5日後に控えたこの日、寄贈が取り消しされたニュースを聞いて、涙が止まりませんでした。
イギリス日刊デイリーメールは、中国江西省で闘病生活をしている6歳の女の子のイェ・ユシンちゃん(Ye Yuxin)の話を伝えました。
報道の内容によると、ユシンちゃんは生後2ヶ月が少し過ぎた頃、難治性疾患と呼ばれている地中海貧血(thalassaemia)を診断されました。
地中海貧血、またはサラセミアと呼ばれているこの病気は、正常な赤血球が作られずに貧血になるなどの症状が現れます。異常なヘモグロビンを持つ赤血球は脾臓で次々と破壊され、障害が生じる病気です。
定期的な輸血と治療を受ける必要があるほか、現在までに知られている唯一の治療法は骨髄移植です。
ユシンちゃんはこれまでに2週間に一度は輸血を受けてきました。
そして、毎日毎日、骨髄の寄贈車が現れることを熱心に待っていました。
そんな2017年10月、奇跡のように骨髄の寄贈者がやっと現れました!
ユシンちゃんは、完治することができるというニュースに明るい笑顔を見せて喜んでいました。
しかし、この喜びは長くは続きませんでした…
骨髄移植をする予定だった匿名の寄贈者が突然に、寄贈を取り消すと言ったからです。
「手術が難しくなった」というお知らせをお医者さんから聞いたユシンちゃんは、病院のベッドの上で絶望の涙をこぼしました。
この日、ユシンちゃんはお母さんに、「もうどうしよう。私は健康なりたい」と言い、周りにいた人々の涙を誘いました。
ユシンちゃんの両親はメディアとのインタビューを通して、「手術を5日後に控えていたのに、寄贈をしないというニュースを聞く娘が、あまりにも可哀想…」と述べていました。
このような悲しい話が拡散され、ネットではユシンちゃんを応援する声が高まりました。
ユシンちゃんの話がネットで拡散された後、別の骨髄寄贈が現れ、この家族に大きな希望をもたらしました!
現在、病院側によると、「ユシンちゃんの健康状態がある程度回復したら、手術日を調整する予定だ」と伝えました。