女性にとって生理用品は必需品といっても過言ではありません。しかし生理用品もお金がかかるのが事実です。そんな中、女子学生に生理用品を無料配布してくれるという、女性にとってはかなり大助かりする場所があるというのですが、それは一体どこなのでしょうか?
女子学生に生理用品を無料配布?
それはイギリスでのこと。イギリスでは、生理用品を買うお金がない、または利用できない環境が多いようで、生理用ナプキンやタンポンが買えず、学校を休まざるを得ない女子学生がかなりの数にのぼるとされています。スコットランドではすでに2018年から女子学生に無料の生理用品支給が始まっており、イングランドでも中高生を中心に、生理用品が無料で提供されることが決まりました。
生理用品はとにかくお金がかかる
イギリスではこのような環境を「月経の貧困(Period Poverty)」と呼んでいるのですが、実際のところイギリスは世界で6番目に豊かな国といわれるほど裕福なのですが、そんなイギリスでも生理用品は高く、手が出ない家庭も多いんだとか。日本人ももちろん生理用品でお金をたくさん使いますが、それとは比べ物にならないくらい高いそうです。ちなみに、ナプキンやタンポンが買えない子供たちは、ティッシュ、台所のキッチンペーパー、靴下などで代用しているそうです。
生理用品が高いのは教育に影響する?
前述の通り、生理用品が買えない学生たちは学校を休まざるを得ないという現状があるため、当然ながら教育の面でも影響を及ぼします。そのため、イギリスでは「月経の貧困」は女性だけの問題ではなく、社会全体の課題だとしています。裕福なイメージがあったイギリスでも、このような問題があるとはかなり驚きですが、生理用品をはじめとした生活用品は日本の方が発達しているのかもしれませんね。イギリスでも少しでも早く生理用品の改善ができればいいですね。
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