できてしまうと憂うつなニキビ。女性も男性も自分の顔にできてしまうニキビにうんざりしてしまうのは同じでしょう。鏡をみるたびにため息、なんてことありませんか? ニキビの原因は人によってさまざまですが、ニキビや吹き出物が出来た場所から体の臓器のどこが悪いのかが一瞬でわかってしまう、毒素の種類が見分けられる一覧表を紹介します。
ニキビってなんでできるの?
まず、東洋医学では体の熱と老廃物(分解できなかったよぶんな栄養分や毒素)がそろうと、ニキビができやすくなるといわれます。たとえば、「お菓子を食べるとニキビができる」。これはとりすぎた糖質や脂質が皮脂の分泌を増やし、アクネ菌のエサになるからだといわれています。
また肉・お菓子・加工食品の過剰摂取や暴飲暴食で消化器に負担がかかると、未消化なまま血液が汚れ、肌荒れがおきます。そのほかにも寝不足やストレスで疲れていると肝臓の働きが弱まり、老廃物が除去できず、ニキビができやすくなります。
ニキビのできる位置で体の毒素が判断できる?
ニキビの出る場所でどんな臓器に毒素がたまってるか分かる図。
体は食べたものや老廃物を内臓で処理できなくなると、ふきでものという形で体が老廃物を外に出そうとするんだって。
だから砂糖や油脂を食べ過ぎるとニキビが出るのね。体って面白い。 pic.twitter.com/jmoqPRHpz9ADVERTISEMENT — くみんちゅ (@kuminchuu) June 11, 2015
実はニキビや吹き出物は、体内部の健康状態と密接に関係しているんです。例えば口の周りに吹き出物が出来ると胃の調子が悪いなと察することはありませんか?!これはいわゆる「大人ニキビ」といわれるものです。大人になってもニキビに悩まされているかたは多くいると思います。そこでニキビ・吹き出物が出来る位置と臓器の健康状態の関連性を研究している、ロンドンの健康福祉の専門家、ジョン・ツァガリス氏の判断方法をご紹介します。
臓器の毒素を見分ける早見表
研究者によると、顔に出来る吹き出物やニキビの原因としてストレスや食事、脱水症状、アレルギーなどが関係していると言います。漢方の世界では、ニキビは肌や呼吸器や腎臓の状態をコントロールするシステムのバランスが崩れているというサインなのだというのです。
①頬
ここのニキビは、生活習慣の乱れを伴うストレスがおもな原因。特に呼吸器系の影響が出ることが多い。喫煙やアレルギーは大きな要因になるが、食事やライフスタイル全体を見直すことが大切。青野菜や小麦を摂取することで、体をよりアルカリ性にして、肉や乳製品を減らすといい。
②口元や顎
ここにできるニキビは、ほとんどがホルモンの変化やストレスのせいだ。十分な睡眠、リラックス、水分補給、バランスのとれた健康的な食事によって、体の機能を適切に保てば、肌も生き生きとして健康的になる。水分が不足すると腎臓の働きが悪くなり、顎にニキビができる。
③鼻
栄養不良、消化不良が原因。過剰ホルモンや生物学製剤、遊離基などの毒素は、炎症やニキビを引き起こす。食事を改善すれば、肌の質全体が良くなる。
④額
ここにニキビができやすい人は、密接な関係のある食事を含め、体全体の調子を見直すこと。消化器官に悪影響を与える加工食品や脂肪を少なくするといい。水をたくさん飲み、毎日7~9時間の睡眠をとると、消化器官の不調が緩和される。
食品からニキビ対策をしよう!
ニキビや吹き出物を解消するための食材は以下の通りです。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
【オススメ】
カボチャ、キュウリ、スイカ、トウガン、セロリ、ニンジン、キャベツ、ビートトップ、タンポポ、アロエ、桑の葉、レタス、ポテト、サクランボ、パパイヤ、ナシ、カキ、ラズベリー、ソバ、アルファルファ、雑穀(キビ)、玄米、緑豆、レンズマメ、エンドウ
ニキビや吹き出物は、内臓の疲労や栄養バランスが悪くなると、体内で分解・解毒できなかった毒素がニキビや吹き出物となって顔に現れてくることがよくわかりました。皆さんも食品から改善してみたり、十分な睡眠と規則正しい生活習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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