望ましい最期の場所を余命の短い患者らに提供する施設である「看取りの家」が神戸市須磨区で計画されているようです。事業者側は、病院や高齢者施設への受け入れを拒まれたり、在宅療養が難しかったりする患者の「受け皿」を目指していますが、神戸市の近隣住民はこれを強く反対している模様です。
住民達が「看取りの家」建設を反対している理由
神戸市須磨区に建設予定の「看取りの家」は、余命宣告を受けた患者5人程度とその家族を受け入れ、利用者の希望に沿った介護や看護を実費で提供する計画だとしています。しかし、近隣住民は「亡くなった人が出ていくのを見たくない」「落ち着いて生活できない」など、受け入れ難い気持ちのようです。平穏な最期を過ごさせてあげたいという施設側の気持ちも分かりますが、わざわざ施設を作るべきなのか?ということですね。
全国各地に広がりつつある「ホームホスピス」
「看取りの家」の建設以前に、余命の限られた高齢者を受け入れる小規模施設としては「ホームホスピス」というものが、以前から全国で広がっているそうです。ただホームホスピスは、看取りが目的ではなく、あくまでもその人らしい日常を送るための場所ということで「看取りの家」とは決定的な違いがありますが、このような施設が増加したのは、やはり日本の高齢化社会の深刻化といえるでしょう。
ホスピスは昔からある。家庭も病院も老人ホームも看取りは普通にする。
わざわざそんなネーミングをする業者のセンスを疑う。「死を日常的に見たくない」 余命短い患者の「看取りの家」計画に住民反対 神戸(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース https://t.co/VkMfJswl2L @YahooNewsTopics
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悲しくなってしまう。死は誰にとっても他人事ではないのに。
「死を日常的に見たくない」 余命短い患者の「看取りの家」計画に住民反対 神戸(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース https://t.co/c5U1shWgR5 @YahooNewsTopics
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看取りの家、近隣住人の方の気持ちもわからないでもない。
けど、インタビューに応じた方の『死が日常にある感じが耐えられない』っていうご意見に、自分はすこし違和感。
年齢に関係なく、死は誰にとっても身近にあるもの。
でもそこから目を逸らして生きてるひともわりと多いんだよな。ADVERTISEMENT — SOIGNE (@soignest) March 13, 2019
そのため、「看取りの家」を建設する側の立場もじゅうぶん分かります。現にネット上では「看取りの家」側に共感する人も多くいるようです。「看取りの家」の今後に注目したいところですね。