今月3月30日、新型コロナウイルス肺炎で急逝した志村けんさん(本名・志村康徳)の訃報が報道され、著名人からは紹介し切れないほどのお悔やみの声が寄せられ、一般人にも大きな衝撃と悲しみを持って伝えられました。そんな志村さんは芸人たちから見ても憧れの人生だったようで・・・
まだまだこれからがあったにもかかわらず、突如出現したコロナウィルス という病により70才という若さで生涯を終えた志村けんさん。その志村さんの人生は、酒を愛し、女を愛し、そして笑いで列島を明るくした70年の人生。長いようで短かったその伝説的な人生を紹介します。
ザ・ドリフターズの人気メンバーとしてお茶の間に登場すると、それからの人生は「8時だョ!全員集合」での「東村山音頭」「ヒゲダンス」、冠番組では「バカ殿様」「変なおじさん」などのキャラクターを生み出し、「アイーン」「だっふんだ」などのギャグで生涯を通してお茶の間を沸かせた志村さん。
プライベートでの志村さんはというと、酒は歳をとっても止めることなく、飲み歩きを続け、後輩芸人たちからは「夢がある」と憧れの存在だったとか。高級すし店ですしをつまみ、銀座の高級クラブをハシゴし、美女をはべらせてお酒をのむ。そして次の日はお茶の間に笑いを届ける。
そんな志村さんの様子について、関係者は「ご本人は『本当言うと安い居酒屋が口に合うんだ』とおっしゃっていました。サラリーマンでワイワイ、ガヤガヤするような大衆酒場の暖簾をくぐり、カウンターでグビグビやったりするような。そこで誰彼構わず盛り上がっちゃう。ただ帰るときに運転手付きのロールスロイスが迎えに来る。麻布十番や西麻布界隈での目撃情報は枚挙にいとまがない」と話しています。
さらにある放送作家は「タイプは20代の若い女。美形や巨乳だったら、もっと好きで、相手がタレントなら番組での共演を持ち掛けたり、座長公演の舞台に呼んだりしてお近づきになる。そして飲みに誘って口説くのがパターンでした。いろんな美女たちとの浮名を流し、結婚秒読みと噂された相手もいましたけど、ゴールインまで行かなかったのは、しばらくするとまた新しい若い女が出てきて、そっちに目移りしちゃうから。女たちが放っておかなかったのでしょう」と話しています。
そんなこともあり生涯独身貴族だった志村さん。芸能リポーターの城下尊之さんは、以下のように話しています。
「女の子も好きだけれども、お酒の席はもっと好きなのだというお話を志村さんから伺ったことがあります。酒席宴席での評判もすこぶる良かった。とにかく金払いがきれいで、高級なお店を何軒はしごしても、全てパーッとおごられるそうです。また、付き合うことになった女性にはカードを渡して、好きなように使ったらいいと。別れることになってしまったときも、ドカンとまとまった金額を相手に渡されていたそうです」
“酒、女、笑い”。どれにも手を抜くことなく生きた志村さん。どうか天国でも多くの人を笑わせてくれていますように。