「みんなにはひみつだけど、先生にだけおしえてあげる」。そんな書き出しで始まる小学2年生女児(7)の日記が、ツイッター上で注目を集めています。6月から産休に入る教師に向けて書いたというその内容は小学2年生が書いたものとは思えないほど、あまりにも秀逸すぎるというのです。
お母さんになりました
それは5月19日にツイッターにて女児の母親が投稿したことがきっかけでした。投稿された文章はこんな文章でした。
娘の宿題の日記。家の人のサイン入れるので読んだら、来月産休に入る先生に、私の方が先輩、と少し上から目線の娘……。
「気持ちが泡立て器で混ぜられた」
この前ケーキ一緒に作ったから出てきた表現かな。
娘の宿題の日記。家の人のサイン入れるので読んだら、来月産休に入る先生に、私の方が先輩、と少し上から目線の娘…。
気持ちが泡立て器で混ぜられた?
この前ケーキ一緒に作ったから出てきた表現かな。#7歳児の言葉 pic.twitter.com/PxBraAv7OsADVERTISEMENT — mghnsos (@mghnsos) May 19, 2019
この文章と一緒に添付されている写真には、女児が日記と思われるものが写っており、手書きでこう書かれていました。
みんなにはひみつだけど、先生にだけおしえてあげる。
わたしは、先生より先におかあさんになりました。
だれのおかあさんかと言うと、虫のおかあさんです。
それも五しゅるいの虫のおかあさんです。
子そだてはむずかしいですが、かわいいなとおもう気もちと、せい長してほしいきもちが、あわだてきでまぜられてるようです。
これからも子そだてがんばります……
表現力に脱帽
この投稿に対して、「本当に7歳?」「あわだてき、本当に素敵な表現」といったコメントが寄せられ、リツイートは3千、いいねは1万7千を超えました。
投稿したのは、日記を書いた女児の母・mghnsos(@mghnsos)さんです。日記を読んだその日のうちに、「ツイッターで作文載せていい?」と確認して投稿したそうです。「感じた気持ちを表現する言葉を、自分の体験や感じたことから表していたのが素敵だなと思ったんです」と日記を掲載した経緯を語っています。
日記を書き終えた後、虫のお世話をしながら「お母さんは大変だね~」と話していたという娘さん。「おうちにいないときも元気かな?って、いつも思っちゃうね」「頭の中が子どものことでいっぱいになっちゃうね」と続けていたそうですが、mghnsosさんは「明日の時間割を書き忘れたことの言い訳だったのかもしれません」と笑ったそうです。
先生の評価待ち
1歳ごろから虫が気になる存在だったようで、アリやダンゴムシをよく観察していたという娘さん。その後、イモムシとクモが好きになり、7歳の今は昆虫と深海生物にはまっているそうです。いつも親子で交換日記をしたり、物語リレーをしたりしながら、作文は1年生の秋から毎週宿題で書いていて、今回の日記は宿題として提出して返却待ちのため、ワクワクしながら先生の返事を待っています。
娘さんの日記が話題になったことについては「たまに娘の日記をアップしていたのですが、今回の反響の大きさにびっくりしています。娘に『たくさんの人が素敵だね、って思ってくれたみたいだよ』と伝えたら、照れてました」と話していました。