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豊臣秀吉は指が6本!?その噂の真相とは…


豊臣秀吉は指が6本あったというと驚く人も多いかもしれません。ですが、これは実は本当だったかもしれない話です。というのは、前田利家の書いた国祖遺言という本とルイス・フロイスが書いた日本史という本の両方にこの話が登場するからです。勿論、本当かどうかを確かめる術はないわけですが、二つもの本に書かれているということは、かなり真実味があると考えてもいいかもしれません。特に前田利家は豊臣秀吉の近くにいたので、かなり真実味があると考えられます。

 

六本指というのは珍しいことではない


写真:Gooブログ

今では六本指というと珍しいというよりもびっくりという感がありますが、昔はそんなに珍しいことではありませんでした。今でも六本指の人は千人に一人ぐらいはいるといわれています。幼い時に切除するので、そのまま六本指で生活をしている人がいないというだけです。昔は切除するようなこともしなかったかもしれませんから、別に六本指ということが極めて珍しいことではなかったのでしょう。ただ、一般の人とは少し違うので目立つということはあったかもしれません。そのため、近くにいた前田利家のような人が記憶していてそれを書いたということも考えられます。
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写真:ヤフオク! – Yahoo! JAPANpoint 76 | 1

六本指ということで、これを人とは違う優れたものを持っているという尊敬的な使い方をしているのか、避難しているのかは文面からは読み取れない感じになっています。正確には太閤様には親指がひとつ多かったと書いてあるだけです。太閤様という敬称を使っているわけですから、特に秀吉を悪く言うというわけではないとも考えられます。前田利家は秀吉とは若いころからの同僚のようなもので、利家の婚儀の媒酌人を秀吉がしたりするぐらいの仲だったわけですから、他人が知らないような秘密を利家が知っていたとしても不思議ではありません。ですから、秀吉の人とは少しだけ違う特徴を書き記しただけという感じもあります。point 364 | 1

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ルイス・フロイスの日本史の信憑性


写真:ヤフオク! – Yahoo! JAPAN

前田利家の国祖遺言に対してルイス・フロイスの日本史はそれほど信憑性が薄いとも考えられなくもありません。というのは、ルイス・フロイスは布教の為に日本に来ていたので、その記述は宗教的な意図がありありと出ているものが多いからです。布教に協力的だった人物が素晴らしい人物として紹介される一方で布教を弾圧するようなことをした人に対しては、徹底的に悪者にするというところがあります。秀吉は晩年にはキリスト教を禁止するという政策を取りましたから、これを恨んでいたということが考えられなくもありません。ただ、六本指が誹謗中傷の類になるのかということもありますし、これが本当の事だったのかどうかというのはかなり怪しいという他ないということになりなます。
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写真:そんな日々の総合案内point 63 | 1

もし秀吉が六本指だったとしても、フロイスのようなよそ者に自分のコンプレックスとなるようなものを見せたりするかどうかということもあります。前田利家ぐらい近いものであれば、秀吉の秘密を知ることも出来るでしょうが、フロイスのような立場ではなかなか難しいのではないかとも思われます。ただ、秀吉がコンプレックスを持っていなければ普通に六本指をさらして人と話をしていたという可能性がないわけではありません。ただ、そのような場合にはもっと多くの書籍にそのことが出てくるのではないかとも考えられます。point 305 | 1

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まとめ


写真:おもしろ雑学

豊臣秀吉が六本指だつたという話はかなり信憑性はありますが、確実だったということはいえないところです。秀吉に近いところにいた前田利家がそのことについて触れているということは、かなりの信憑性を与えるものとなっていますが、フロイスの書いた日本史というもので触れられていることに関しては信憑性はかなり疑われるところがあります。当時の考え方として六本指がコンプレックスになるのかどうかなども含めて、もっと多くの材料がなければ確実にそうだったとは証明は難しいでしょう。point 296 | 1

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