2017年の一月。伊藤千晃の妊娠と結婚が発表され、一人欠けたAAAですが、このグループには名曲がたくさんあります。それぞれジャンル別に紹介をして、曲の解説をいたします。
切ないバラード!ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女
写真:vogue.co.jp
AAAの楽曲の中でも最も有名な曲の一つでしょう。イトーヨーカ堂のCMにも使われていました。切ない失恋ソングではありますが、ラップの詞が入っていたする珍しい曲です。別れた人を思う歌が、秀太さんの歌い出しで始まります。AAAのメインボーカルは西島、浦田、宇野の3人で、この3名以外は元々は歌ってなかったのです。またリードダンサーであった與さんも最近では歌っています。昔の3ボーカル体制を懐かしむファンも多いですが、この「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」は、新体制のなかで生み出された新たなAAAスタンダードと言えるでしょう。point 353 | 1
真似したくなるかっこよさ!「MAGIC」
写真:ripy-jm.com
失恋ソングはAAAの真骨頂ですが、かっこよくて、やる気が満ち溢れてくるような曲だってあるのがAAAです。ドラマ「奪い愛、冬」の主題歌にも選ばれています。MV内ではメンバー全員が黒い衣装をまとい、情熱的に歌い上げています。西島さんのボーカルはAAAのファン内外からも評価が高いですが、普段の曲調とは違いパワフルで歌唱技術を要求されるので、俳優業などでも発揮されている西島さんの才能が、いかんなく表現できている曲です。point 303 | 1
幻のデビュー曲でライブで盛り上がる曲「FridayParty」
写真:matome.naver.jp
エイベックスから指摘とダメ出しを受けてはいますが、メンバーが一緒になって振り付けを考えた曲です。本来はこれがデビュー曲になるはずだったのですが、「BloodohFire」がメディア展開の際に用いられたため、デビュー曲は変わってしまいました。MVを見ると分かると思うのですが、みんな若いです。これから10年以上一緒に活動をともにしていくなんて、みんな考えなかったことでしょう。アップテンポで気分が盛り上がる曲で、歌われている内容も明るく朗らかで、男女の恋愛が前向きに捉えられています。point 241 | 1
意味深な歌詞が解釈を誘う「涙のない世界」
写真:pinky-media.jp
引き込むような曲のはじまりから、深化していって最後には恋人の臭いを花の匂いに例えて終わる意味深な歌詞構成の「涙のない世界」。レコード大賞で優秀作品賞を受賞した作品でもあります。ダンス要員であった與さんの歌唱力の向上を感じられる楽曲です。図らずも伊藤さんのラストソングとなってしまいまして、秀太さんも與さんとともに歌がうまくなっていた矢先、残念なことになってしまいました。転調とまではいきませんが、曲パートによって随分とメロディーが変わる曲で、カラオケなどでは歌うのに苦労するかもしれません。point 344 | 1
海賊王に俺はなる!「Wakeup!」
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アニメ「ONEPIECE」の主題歌にもなった曲で、マイナーな曲の多いAAA楽曲の中では知名度もかなり上です。日高さんが活躍している曲で、2016年以降見せるようになったいまのオシャレなラップとは違い、ヒップホップ然としていない昔懐かしのフロウを見せてくれます。アニメ音楽らしく明快で、きただにひろしの「ウィーアー!」をそのまま翻案したかのような曲となっています。男女の問題や、ややこしさをあつかった曲の多いAAAですが、こんな仕事もしていることを皆さん覚えてくだされば幸いです。point 330 | 1
まとめ
写真:m-on-music.jp
男女混合グループでありながら色恋沙汰にならず、家族の様な関係を築いてきたAAA。メンバーはみな挫折などを経た人間ばかりで、苦労をしてきたからこそここまで存続ができたのでしょう。伊藤さんは「卒業」されましたが、今後AAAがどうなっていくかは分かりません。皆さん見守って下さい。