愛知県豊田市で、税金が払えないことを苦にした市内に住む48歳の女性が、豊田市役所で包丁を持っていたとして逮捕されたことが判明しました。その動機が賛否両論となっています。
48歳の女性は18日、豊田市役所でカバンの中に忍ばせていた刃渡り16.4センチの包丁を出し、窓口にいた男性職員に対し、「税金が払えないから私を殺して」などと叫びました。職員が包丁を取り上げ通報し、女性は銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
凶行の理由は何だったのでしょうか。女性は取り調べに対し、「税金を滞納し、このままだと財産の差し押さえをすると言われ、死ねと言ってるのかと思った。」と供述している様子です。女性は定職についておらず、アルバイトとして生活しているため、税金の支払いに四苦八苦していたようです。
このニュースに、ネットユーザーからは
・税金が高すぎるし、払えないから差し押さえると脅されればこういうことになりかねない。
・貧しくて働いても働いても給料が安く生活が苦しいのに『差し押さえ』と平気で通知を出す。こういう人が増えるのではないか。
・女の行動は論外だけど、強制差し押さえをチラつかせるのはやりすぎだ。
・国の税金回収は反社会的勢力よりひどい。気持ちはわかる。
・私もこの女性に同情しますね。個人個人の収入状況をまったく考えてくれていない税金の額だと思います。
やった事は褒められた事ではないが気持ちは凄く良くわかる?
立場が同じだったら俺もやると思うhttps://t.co/BEgl4eB6wvADVERTISEMENT — xxxx (@xxxx61705380) November 21, 2019
もう税金払えないから殺して。
勇者でしかない。
国民にそんな事言わせるな。https://t.co/e4dBNsAzmM— TEEJESS Ninjap (@IAMTEEJESS) November 21, 2019
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と、女性に同情的な声が上がっています。
一方で、
・差し押さえになるのはよっぽどのこと。滞納期間があり、警告もしていたはず。少しでも払えばなんとかなる部分もあったのでは。
・自己破産などいろいろな手立てがあったはずだ。
・良くわかんないけど通知が来た時に払えない理由を話し相談しなければならなかったと思う…
など、女性が短絡的に包丁で乗り込んだことに疑問を呈する声も上がっています。
また、
・国はこういう苦労している人から税金を巻き上げて、無駄なことに使いすぎだ。
・苦しんでいる人から税金をむしり取っていることを自覚するべきだ。
・しっかりと使い道を国民に説明するべきだ。
・安倍さん、これが私たちの日本の現状です。
日本も香港ほどまででがなくとも立ち上がらなきゃいけなくなってくるんじゃないかな。 https://t.co/nFBuG1CDqd
ADVERTISEMENT — 早乙女摩耶＠ペンネーム (@saotomemaya221) November 21, 2019
という声が上がっていました。
女性の行動は犯罪ですが、「お金がないのに税金の支払いを督促されたうえ、差し押さえをチラつかされ殺してほしいと思う。」という心理は理解できるものです。納税は国民の義務ではあるものの、生活困窮者に強制支払いを迫ることについては批判があります。
今後、同様の事件が増えかねない日本社会。税金を巻き上げれば良いという短絡的な発想の前に、公務員や議員の給与、そして無駄遣いを徹底的になくしていくことにも着手するべきです。