事件はイタリア、シチニャーノ・デッリ・アルブルニに位置する国立公園で起こりました。
この国立公園は狩猟が禁止されていました。
しかし34歳の息子と55歳の父はイノシシ狩りをしていたそうです。
息子に撃たれた父親
マルティーノ・ガウディオーソさん(55)は、34歳の息子とともにイノシシ狩りをしていたところ、息子にイノシシと勘違いされ腹部を撃たれてしまいました。
親子が狩りをしていたのは、狩猟禁止の国立公園内でした。
草むらでガサガサと動くものを発見した息子は、イノシシだと勘違いし銃を撃ちました。
自分が撃ったものがイノシシでは無いと気づいた息子はすぐに緊急アラームを鳴らしました。
そして父を生かそうと挑戦しました。
しかし、撃たれた父に対して医師が出来ることは無く、父は亡くなりました。
以前にも同様の事件が
イタリアでは、去年の10月にも18歳の男性がイノシシと間違われ撃たれて亡くなりました。
同月末には56歳と20歳の男性も同様の事件で亡くなりました。
”イタリアの森林や田園地方が「無法者の荒野」と化している”と、イタリアの動物保護団体の代表は避難しました。
日本も例外ではない
2013年には静岡県でも同様の事故が起こりました。
シカを駆除していた猟師の男性が、シカと見間違えて66歳の男性の頭部を撃ってしまい男性は亡くなりました。
また同年、宮城県でもシカ駆除中に、猟友会の仲間が撃った散弾銃の弾が胸に当たった男性も亡くなりました。
最近では、2018年、猿の駆除をしていた男性の散弾銃が近くにいた男性にあたり、男性が亡くなる事故も発生しました。
このように、日本国内でも狩猟事故はたくさん起こっていて、毎年10名前後の方が亡くなっています。
日本国内では猟師の高齢化が進んでいることが誤射の原因の一つとして挙げられています。
万が一のための自衛策
狩猟は年中行われているため、山間部や森林へ行くようなことがある方、その付近に住む方はいつでも狩猟の事故に巻き込まれてしまう可能性があります。
自分が誤射されてしまわないためにも、「自分は人間だ」とアピールすることが最も大事なことです。
そのためにも、蛍光色のものを身にまとうようにしましょう。
こうすることで、遭難時にも発見されやすいメリットもあります。
まとめ
身近には感じられない狩猟での事故ですが、海外旅行や山間部への旅行の際には自分も巻き込まれてしまう可能性があることを頭の片隅に置いておくといいかもしれません。