7月12日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、物議を醸した石川県能登町のイカのモニュメントが登場。能登町の職員が現れ事情を説明しましたが、視聴者からは賛否が飛び交っています。
話題になった石川県のイカ
このイカのモニュメントは石川県能登町が新型コロナウイルス関連の交付金で造ったとして、今年話題になったもの。イギリスのBBCなど海外ニュースでも取り上げられるほどでした。
職員によると、2020年度に国から地方創生交付金6億8000万円が交付されたといいます。このうち2億7000万円を新型コロナウイルスの感染防止事業に、1億4000万円を雇用維持・事業継続のための取り組みに、2億7000万円を地域経済の回復のためにそれぞれ充てました。その中の2500万円でイカのモニュメントを設置したといいます。
イカのモニュメントに全額使ったと勘違いされ…
そこで、職員は実際にはモニュメントに充てた交付金は全体の一部だったにもかかわらず、世間から全額を使ったと勘違いされ非難を浴びたと説明しました。
一方、地元では歓迎ムード
番組ではモニュメントに賛同する現地人の声も紹介。モニュメントの隣のガソリンスタンドの人物は「これがあるおかげで(売り上げが以前と比べ)プラスにはなってるんで…」と嬉しそうな様子で話しました。
職員は、モニュメントの愛称が「イカキング」に決まったとも紹介。「みなさん、コロナ収束後はイカキングを見にこなイカ?」とギャグでPRしました。
視聴者の声
この放送に視聴者からは賛否両論があります。
《このイカのモニュメント、交付金の全額使ってないのならホント伝え方悪いと思う》
《地元の人には喜ばれてるようでよかったんじゃないかな》
《イカのモニュメント作るくらいなら災害予備費としてちゃんと蓄えといてほしいと思うよ》
《どう考えても金の使い方間違ってるだろwww》
しかし実際には、今回問題視された地方創生臨時交付金については、国から事前に「活用事例集」が提示されていて、その中には「コロナで観光客が減ったので地域のプロモーションを頑張るために使いましょう」と提示した例も。元々、直接的な感染症対策のためだけに使わなければいけないお金ではなかったというわけです。
それにしても2500万円はお金かけ過ぎだったのでは…。