2019年の若者言葉、『すこ』『マジ卍』など、いわゆるJK語が話題になっています!『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)でも、ゲストが発する若者言葉に司会の明石家さんまさんが目を白黒させることも!そこで今回は、最近の若者が使っている最新の若者言葉をご紹介します!
1.タピる
意味:“タピオカドリンクを飲む”または“タピオカを食べる“という意味で使われている言葉。
タピオカドリンクは若い女性を中心に人気を集めているドリンクですね。2013年になり台湾で人気のタピオカミルクティー発祥の店・春水堂(チュンスイタン)が東京・代官山へ出店したことで、台湾スイーツブームが起こりました。 そして近年、さらなるタピオカブームになり『JC・JK流行語大賞2018 モノ部門』では”タピオカ”が第1位になりました。
2.いい波のってんね!
意味:誰かに対し「調子いいね」といった意味で使う言葉。具体的な意味なくノリや雰囲気で使用されることもある。
元ネタは、セクシー女優4人で結成された“ファッキングラビッツ”というユニットの楽曲『イイ波のってん☆NIGHT』のサビ部分で、「いい波のってんね~!」 という フレーズとリズムに合わせた口パク動画やダンス動画が、若者に人気の動画SNSアプリ『Tik Tok』に次々とアップされ大流行しました。
3.あげみざわ
意味:テンションが上がること。被せて”テンションあげみざわ”と言われることもある。
同様の意味で使われ流行った “アゲアゲ”などの“あげ”に、“つらみ”などに使われる接尾語の“~み”、さらに“ざわ”が加えられたのが語源とされているそうです。“ざわ”は“高見沢”のような人の苗字や地名から来ているという説もあるが、語呂をよくするためで特別な意味はない様子。 そうして”あげ→あげみ→あげみざわ”と進化したのです。
流行のきっかけは、タレントでYouTuberのけみお。彼が動画内でこの言葉を使ったことで、女子中高生を中心に広まっていったといわれています。
4.フロリダ
意味:”お風呂(フロ)に入るから離脱(リダ)する”という言葉の略語。さらにアメリカ・フロリダ州と掛けているが関連性はない。
女子高生を中心に利用されており、LINEやTwitterなどのSNS上で会話が盛り上がっている時、または動画配信中などに、お風呂に入るため一時中断することを伝えるときに使われるそうです。ただし、単純に”お風呂に入る”という意味として使うこともあり、本当にフロリダ州へ行く時に「フロリダってくる」と言ってしまうと、「ああ、お風呂か」と勘違いされるかもしれないので、注意しましょう!
「ごめん、ちょっとフロリダ!」
「私がフロリダってる間にリプ伸びてね?ww」
「アニメ始まる前にフロリダしてくる~」
5.よいちょまる
意味:“幸せ”“いい感じ”などの意味で使用される言葉。いわゆるギャル語であり、場が盛り上がっているときや、気分が良いときによく用いられる。
“よいちょ”に関しては「空気を持ちあげる“よいしょ”を可愛くした」「“良い調子”を略した」という両方の語源を含んでいるようで、それに「あざまる水産」「おけまる」などと同じく句読点の“。”を言い換えた“まる”が付いたものだといいます。2018年にはさんま御殿で、若者言葉として「よいちょまる」が紹介されるとTwitter上でもこの用語がすぐさま拡散され流行しました。
6.あざまる水産
意味:“ありがとうございます”または“ありがとう”という意味で使われる言葉。
“あざまる”は、“ありがとうございます。”が”あざます。”→”あざまる”と変化を遂げたもの。もともと“。”を“まる”と読むのが流行しており、それと“あざます”が合体し“あざまる”となりました。また、“水産”については“磯丸水産”という居酒屋チェーンがあり、おそらく“まる”の響きが同じで語呂が良いことからその名を組み込んだと推測されています。
7.了解道中膝栗毛
意味:“了解した”という意味の言葉。主にLINEやTwitterなどで相手への返答として使われる。 多くの人が一度は耳にしたことがあるだろう、江戸時代に十返舎一九が書いた滑稽本『東海道中膝栗毛』が元ネタ。“東海(とうかい)”の部分が“了解(りょうかい)”に置き換えられている。
考案者は男性漫画家のずんだコロッケ。彼がツイッターで、「流行ってほしい」とこの言葉を呟いたところ、若者たちの間で爆発的に流行っていったのがきっかけです。“了解”を略した“りょ” “り”が流行ったのと逆に、あえて長い言葉にしているところが若者言葉の中ではめずらしいと言えるだろう。
8.やばたにえん
意味:”危ない”や”すごい”などを意味する”ヤバい”とほぼ同義の言葉。”ヤバい”という言葉に食品メーカー『永谷園』の名前がくっつけられた造語とみられている。
「やばたにえん」は、2013年頃からギャルを中心に本格的に使われるようになり、2016年のギャル流行語大賞にも選ばれました。ギャルの間で次第に”やばたにえん”の使用頻度は減っていったが、2018年5月にマンガ『からかい上手の高木さん』の作者である山本崇一朗氏によって、”やばたにえん”を使用するギャルが登場するイラストがツイッター上で公開されると、再び流行しました。