身動きの取れない妻のため、毎年、彼女がいる場所に遠くから会いに来る、ロマンティックな男性がいます。
オンラインメディア「サニー・スカイズ」は、おとぎ話から出てきたような、美しいラブストーリーを伝えています。このラブストーリーの主人公・・・実は、人間ではありません!なんとコウノトリです!
「赤ん坊を運んでくる」とか、「幸福を運んでくる」鳥として、みんなから愛されているコウノトリのお話です。
南アフリカに住む、オスのコウノトリ「クレペタン」は、毎年3月末になると、クロアチア東部のブロス・バラスという小さい町を訪れます。彼はなんと14500kmもの長い旅路を、諦めることなく飛び続け、妻の「マレナ」に会いに行くのです。
マレナは20年前に猟師の銃を翼に受け、怪我を負ったせいで、空を飛ぶことができなくなりました。 クレペタンはマレナのもとに着くと、そこで待ち構えている60羽余りの雛たちに、飛び方を教えてあげます。妻だけでなく、雛たちにも優しい彼は、パパの役目も、けっして忘れることはありません。
家族が集まり、幸せな時間を過ごした後、8月になると、クレペタンは再び、南アフリカに帰らなければなりません。このような遠距離の通い婚を、なんと17年間も休まず続けているクレペタン!
至極の愛情を見せつけてくれる、一途なクレペタンなのです。
17年前、妻のマレナは、道路脇にうずくまっている所を、近所のステファン・ボキーチさんに発見されました。幸運なことにその後、ボキーチさんに怪我の手当てをしてもらい、それ以来ずっと大切に世話をしてもらいながら、安全な場所で暮らしています。
ボキーチさんは、飛べないマレナのために、毎年同じ時期に訪れてきて、介抱してくれるクレペタンにGPS追跡装置を付け、彼の位置をリアルタイムで把握できるようにしました。
コウノトリは一度つがいになると、死ぬまで一生添い遂げると言われています。
本当に心が洗われる、ヒューマン・ラブ・ストーリーです!
多くのネットユーザーたちからも、感動の声が絶えません!