初めて岡山観光するなら・・・
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岡山は観光先としても人気が高く、特に県南部、瀬戸内海沿岸に位置する「倉敷」には、国内外から多くの人々が足を運んでいます。倉敷市内の中でも、白壁と瓦屋根が印象的な建物が軒を連ねる「倉敷美観地区」は特に人気があります。古くから変わらぬ観光名所として全国的によく知られています。やはり、初めて岡山を観光するのなら一番に訪れたい場所でもありますね。
古えの素敵スポット「大原美術館」
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倉敷の文化発展に欠かせない大原家の事業家・大原孫三郎(倉敷紡績の初代社長・大原幸四郎の三男・倉敷紡績の二代目社長)によって、昭和5年に設立された、日本で初めての私立の西洋美術館です。エル・グレコの『受胎告知』(1590-1603年制作)や、クロード・モネの『睡蓮』(1906年頃制作)等の名画の他、国内外の美術品を多数収蔵しています。大原美術館の見所は、①国内外の美術品約3500点にも及ぶ収蔵作品、②本館、工芸・東洋館、分館の、特色ある建築様式とその装飾、③敷地内の日本庭園「新渓園(しんけいえん)」です。時間があればゆっくりと観光できる場所ですよ。
クラシカルな雰囲気を味わえるカフェ「CAFE EL GRECO」
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絡まる蔦が素敵な「CAFE EL GRECO」は、大正末期の建物を改装し、昭和34年に開店した老舗カフェ。店名のエル・グレコは、大原美術館が所蔵する『受胎告知』を描いた画家名にちなんだもの。店内は、老舗らしく、シックで落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時を過ごせそう…。昔ながらのミルクセーキやチーズケーキが名物。
お土産を買うならココ「廣榮堂(こうえいどう) 倉敷雄鶏店」
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廣榮堂は、当地で160年続く老舗和菓子店。岡山を代表する銘菓「元祖きびだんご」で良く知られています。高砂橋の傍らの「廣済堂・倉敷雄鶏店」の建物は明治時代の町家。店内にはアート作品を飾った喫茶スペースもあり、軽食や、かき氷やあんみつなどの甘味が頂けます。「きびだんご」は、元来、黍(きび)の粉を蒸して、汁をかけたり、餡をつけたりして頂く、当地方での日常食だったもの。それを、廣榮堂の創始者らが、安政の初めに工夫を重ねて作られたのが、「きびだんご」の始まりです。せっかく岡山に来たのなら、お土産にきびだんごを買って帰りましょう!
おしまいに
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岡山倉敷では、文化遺産はもちろん、歴史的建造物だけでなく、歴史に培われてきた人々の美意識が、時代の波に揉まれながらも、この地には連綿と受け継がれています。そんな倉敷に訪れた際は、上記のスポットに行ってみてください。散策コースの参考になればいいなと思います。倉敷美観地区にはほかにもたくさんの素敵なお店がありますが、あなたのお気に入りのお店が見つかるといいですね♪